外来での一般診療及び検査、各種レーザー治療や硝子体内注射等は関連施設である成和クリニックにて行い、手術を含む入院加療や日帰り手術を当病院で行っております。
当科は眼科専門医を含む2名の常勤医師と東京女子医科大学から派遣の非常勤医師により診療を行っております。手術は毎週水曜日と隔週火曜日に施行しております。
白内障は目の中のレンズである水晶体が濁り、目の奥の網膜に光が届きづらくなることで視力が低下する病気です。早い人では40歳代から生じ、80歳代以上ではほぼ100%の人で認められ、誰もが発症する可能性のある病気です。
水晶体が濁り始めると、水晶体で光が散乱するため、霞んだり、物が二重に見えたり、まぶしく見えるなどの症状が出現し、進行すれば視力が低下し、眼鏡でも矯正できなくなります。
現在、世界全体で2000万人もの人々が白内障によって失明しており、失明原因の50%程度を占めていると報告されています。日本では眼科医療の進歩により、白内障による失明は3%程度にとどまっていますが、高齢化が進む日本では、今後も患者数の増加が見込まれます。
当眼科は患者さんにより良質な視力・見え方(視機能)を提供して、より高い生活の質(QOL)を維持することを目標にしており、患者様の様々なご希望に対応できるように、日帰り手術または入院(1泊2日)での手術が選択可能となっております。
また最新の医療機器を揃えて高い安全性と高い精度の手術を提供しています。術前に行う眼軸長測定検査などには米国ALCON社製のARGOS装置を導入することでより早く、より簡便に、より高い精度で行うことができ、手術中はVERION装置のイメージガイダンス下のもとCENTURION Vision System with ACTIVE SENTRYを用いることで、安全に質と精度の高い手術を提供しています。
白内障手術時に使用する眼内レンズにつきましては、現在のところ保険適応の眼内レンズ(単焦点レンズ・乱視矯正レンズ)となります。
硝子体手術が必要な代表的な疾患として黄斑上膜・黄斑円孔などの黄斑疾患や糖尿病網膜症・網膜剥離などの網膜疾患、硝子体出血などがあります。眼の中の硝子体と呼ばれる寒天状の組織を除去し、異常な網膜や硝子体の病気を治す手術です。
通常局所麻酔で行われ、手術時間は1時間前後ですが、病気によっては2時間以上に及ぶこともあります。手術は白目の部分から非常に細い器具を眼内に挿入し、硝子体の切除や網膜表面の膜などの治療を繊細な手技で行います。
硝子体手術に関しては、通常、入院にて行っており、月に1-2度、東京女子医科大学眼科主任教授の飯田知弘先生により執刀しております。様々な黄斑疾患や網膜疾患に対応しておりますが、基本的には予定手術で対応させて頂いております。
翼状片や眼瞼などの外眼部の手術なども適宜日帰り手術にて施行可能です。より高次機能病院での治療が必要となった場合でも東京女子医科大学病院を含め他施設にご紹介させて頂きますのでご安心下さい。
日本眼科学会指定研修機関
※ 休診日:日曜・祝日
※ 但し急患は受け付けます。
当院は原則、キャッシュレス決済の取り扱いは出来ません(クレジットカード・電子マネー等)
※健診(協会けんぽや人間ドックなど)はクレジットカード(VISAのみ)対応可能です